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投稿論文

執筆者の写真: gpu-grsgpu-grs

このところ、なかなか投稿論文のアクセプトが頂けません。レトロスペクティブな研究がほとんどですから、「で、その知見はデータが変わっても頑強か?」「調査時期が異なっても結果は同じですか?」と聞かれれば、なんとも答えようがありません。現時点のこの解析で言えることだけを正確に論述する必要性を痛感しています。

私がPhDを取ろうとしていたころは、論文らしい表現での科学的論述を指導され、同じ表現でも専門用語を使って間違いのない論述に心がけました。論文らしい表現の中には、主張を出来る限り主観的にしないように、あえて受動態で論述することも多かったのですが、最近は、よりシンプルに、より明瞭かつ簡潔な表現が好まれるようですね。

http://www2.usaco.co.jp/shop/pages/editage_how_to_27.aspx

ネイティブでない我々にはなかなか難しいのですが。。。(アメリカ英語とイギリス英語の使い分けにすら苦労するのですから)

ベルギー留学時代の恩師は、文学的かつ科学的な論文やグラントアプリケーションを書かれ、いつも感心して読んでいました。結局、言いたいことを的確に伝えるツールが論文ですから、やはり相手に分かりやすい、文学的なセンスも必要だと思います。

昨今、小説など読む機会が減っており(老眼のせいともいう)、語録の少なさを自覚しつつあります。論文以外にも優れた文章を読む癖を付けないと。みなさんもね。

 
 
 
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