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遠方より友来る


ベルギー留学時代の同僚であるDr. Quitensが、5/29日まで京都で開催されていたInternational Congress of Radiation Research (ICRR 2015)で発表があり、来日しました。留学当時は共にマウスの膵島遺伝子発現を研究していたのですが、10年経った今、彼は放射線生理学、私はレギュラトリーサイエンスとそれぞれ新たな分野に挑戦しています。

そんな彼が「日本に行くかも」と連絡を寄こしてきたのは、2014年の年末。彼と会うのは5年ぶりぐらいなので、お互いに時間を作って会おうと言うことになりました。

滞在中のホテルを訪れると、いつものスタイルで大きなバックパックを持って笑顔で迎えてくれました。彼の趣味はクライミング。普段からアウトドアスタイルでなのです(もちろん、学会発表にはスーツを着たとのこと)。しかし、異様に大きなバックパックに、

私:「今日は山登りはしないゾ」

彼:「ベルギーからの土産を持ってきたヨ」

中から出てきたのは、税関申告までして持ち込んだ各種ベルギー瓶ビールとチョコレート。

やっぱり、変わらないなぁと思った一場面でした。

さて、学会期間中、殆ど時間が無く観光できていないと言うことだったので、暑さを逃れながらの観光を。

錦市場の食べ歩きでは、研究者らしく魚屋の店頭に並ぶ生きた貝類に興味を示したり、鱧の揚げ物を口にして、目を丸くしたり(良い意味で)....

画像にある龍安寺では、石庭の意味を問われ、どのように文様を描くと足跡が残らないかなど、その都度、分からないことがあると、的確な質問が飛んできて、答えるのに四苦八苦。

家族のこと、仕事のこと、仲間のことなど、石庭を眺めながら話していると、10年前にタイムスリップしたような感覚でした。やっぱり無理してでも留学したのは良かったなと、再度実感した瞬間でした。

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