治療の有効性や安全性は、各種生化学パラメータや薬力学パラメータを用いて評価するのですが、結局のところ患者さんがどう感じて、実際に良くなった、楽になったと感じているのかどうかを評価する、患者目線の医療評価が重要視され始めてきています。
GRSでも、がん患者とその家族をターゲットに、この様な評価、分析を共同研究で実施しています。
この10年余りで、がん治療はめまぐるしく変化し、治療効果が格段と上がってきました。成人の2人に1人ががんと診断される現在、治療の選択肢が増え、効果も上がることで、治療を受けながら仕事に行くなど、できる限り普通の生活をおくることが増えています。この部分もきちんと医療経済学的な評価をして、今後の医療や様々な制度設計に少しでも役立てればと思っています。
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