梅雨入りの早かった岐阜ですが、あまり梅雨らしい天気ではなく、田圃の稲の生育に悪影響が出ないか気になる今日この頃。気付けば昨日は夏至でした。また、あのクソ暑い日々が(言葉が乱れていますがご勘弁を)。。。今シーズンも全国有数の最高気温を記録するのでしょうか。
専門家が警鐘を鳴らす中、東京オリンピックが有限数の観客を入れて開催されることが決定し、政治的決定プロセスにおける科学的エビデンスの取り扱いがますます分かり難くなっているように感じています。でも、これって、医薬品の承認審査にも似たような状況が。新型コロナ関連の特例承認は、COVID-19という「有事」のため通常の承認プロセスで要求されるデータとは異なるデータで承認判断がされていますし、最近も米国で迅速承認されたアデュカヌマブがニュース紙面を賑わせていましたが、患者団体は強く承認を要望し、FDAの諮問委員会はNOと判断し、結局FDAは承認と判断しました。
GRSの研究の多くはレトロスペクティブ(後ろ向き)な研究です。過去の事例から判断基準を明確にしようとしていますが、イノベーションの多くはこれまでの考え方とは異なった、大きく飛躍した考え方から起きていると思います。そう言った事例の判断も予見できる研究成果を見出していくことが必要なのでしょう。
想定通りの結果が出ることは、研究計画を立案したときに正しかったとも言えますが、想定外の結果が出てくることが、研究の醍醐味です。分からないことがハッキリして、「なぜ?」を問うことが重要なんだと、改めて感じています。
学生時代からの鉄馬に跨って、どこかへのんびり行きたいものです。。。。
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