I applied this overseas training with two motives; I wanted to promote international exchanges and friendships, and to argue about my research data. Daily conversation in English with foreign student is not so difficult for me because situation and atmosphere help me to understand. And we can change the topic of conversation or stop talking at worst. However, I struggled to debate about my research data.
I learned two points in joint forum GU CERSI and Tufts CSDD; one is that drug cannot be developed based on just results of evaluation of drug efficacy. Is it really useful as a drug? Does it really meet the needs? Does it have any advantage or value? In drug development, it is important to answer these questions and this improves the quality of research. Another is that I have to pay attention to information about the world pharmaceutical industry such as the difference between USA and Japan as well as the industry change in the past and future.
In this overseas training, I learned a lot. These experiments encourage me to do research in the area of pharmaceuticals and study English. Moreover, this became the reason to think what I should do next to improve quality of my research.
Finally, I would like to thank Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. for giving me this kind of opportunity.
今回私は①国際交流を深めたい②研究について英語で議論したいという二つの動機からGRS海外研修に募集しました。大学院に進学後、国際学会での発表や留学生との交流、論文の執筆など英語に触れる機会が多くなりました。留学生との日常会話においては、その場の状況や雰囲気もあって理解に苦しんだ経験はそれほど無く、また理解出来なかった場合にはお互いに会話の内容を変えるという選択肢がありました。一方で留学生の研究内容について議論する際や国際学会で発表した際は、結果を順番に述べ一問一答の形式でしか交流することが出来ず、非常に苦戦したのを覚えています。このような経験を経て、実践的な英語の必要性を実感するようになりました。また自身の研究についての意義を基礎研究者ではない方々と議論することで何か得られるものがあるのではないかと期待し、参加しました。
ジョージタウン大学CERSI合同フォーラム及びタフツ大学CSDD 合同フォーラムにおいて、大きく二点学びました。一つ目に、薬効評価結果だけではスマートな開発に繋がらないということを改めて実感しました。上市することを意識した医薬品開発においては、化合物が効いたという結果だけではなく、本当に使える代物なのかどうか、本当にニーズを満たし不満を解消できるか、どう優れていてどのくらいの価値があるかといった点も欠かせません。それらを考慮することは基礎研究者にとって研究の質を向上させる上で非常に重要なことです。常日頃先生方や先輩方に教えられていることですが、改めて実感しました。二つ目に、アメリカと日本における医薬品開発を取り巻く環境の違いを思い知らされました。例えばアメリカのベンチャー企業数は日本のものとは比べ物にならないほど多く、またそこに資金を提供する個人・団体も多く存在するということです。また医薬品開発業界の変化といった情報は普段の研究生活では触れることが少ないため、能動的に情報を得る必要があると実感しました。
今回この研修によって多くのことを学び実感しました。これらの貴重な体験は日々の研究に対する刺激や英語学習への意欲になり、今後研究生活の質を向上させるために何をすべきか考えるきっかけになりました。このような機会を与えて下さりました大塚製薬株式会社様に略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。