本学ではそろそろ3回生が来年度から所属する研究室を選ぶ時期です。既に、何名かの学生が研究室見学に来てくれていますが、一様に聞かれるのが、「レギュラトリーサイエンスってどんな研究をするのですか?」で、「何やっているか全然情報が無いのですが....」とのコメントももらいます。う~ん、弱ったゾ。
GRSは現在寄附講座で運営されているので、レギュラーの講義などありません。関連するレギュラーの講義にスポットで「レギュラトリーサイエンス」に関する講義をすることはありますが、本部と三田洞にキャンパスが分かれていることもあって、3回生以下の学生との接点が無いのが原因かも。学生(社会人大学院生を除く)4名、教職員3名の小さなラボなので、さつき祭や学祭に参加しないのも、要因でしょうか?
少なくともこのラボでは、自分のResearch Question(s)に対して、様々な情報を活用して、分析し、データから見える結論を直視して、多様な角度からの考察を経て、客観的に多くのステークホルダーが合意できる結論を得ることを、レギュラトリーサイエンス研究としています。研究は完全にドライ(PCなどを使うのみ)です。ですから、自分自身の考えを、社会人大学院生、外部の訪問者を含め、多くの立場の違う方々との議論の中から客観視することが重要になってきます。まだまだ、実績の乏しいラボですし、ウェット実験のように研究の定型フォーマット(プロトコール)がありません。自分たちで考えて行く必要があるので、自主性は強く求められます。でも、協調性も必要です。
共同研究の中から、臨床研究の一端にも触れることができ、多くの社会人大学院生からは、リアルタイム、リアルワールドの生々しい医薬品開発(の裏側)を学ぶことができます。小規模で和気あいあいとしていますが、研究はなかなか厳しい、そんなラボかも知れません。
興味を持ったら、一度遊びに来ては?(でも、このブログは何人の学生が見ているのだろうか....)
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