先日、ひょんなことから「たこ焼きを作ろう」と言う話になり...
GRSではドライ研究*によって研究実施しています。
*注)ドライはベンチワークの代わりにICTを活用してデータを収集し、分析していきます
当然、当研究室配属の学生はウェット研究と言えば、学生実習ぐらいで本格的にやっていません。しかし、卒業して例えば製薬メーカーの開発職になるとしても、ドライだけじゃなくウェットも分かる人材の方が断然ニーズが高い。とは言え、うちの研究室にウェット研究を行う設備はありません。手軽なウェット実験?と言うことで、たこ焼きパーティーになったわけです(謎)。
料理は化学実験と共通するところが多いと思います。出来上がりの味を予測して、様々な食材の組み合わせを仮定し、材料を揃えて、下準備。加熱処理によってタンパク変性さえるとともに、旨味成分を中に閉じ込め....
思えば、私が師事したN教授やS教授も料理は抜群だった。料理のレシピは実験のプロトコール。トライアンドエラーによるデータの蓄積から、ベストな組み合わせを見出すのは、正にウェット実験に共通するものがあります。
たまには、このようなウェット研究を織り交ぜつつ、本来の研究も頑張りましょう。