先日、大阪医科大学の河合先生のお越しいただき、「消化器癌治療の最前線と将来の展望」と題した特別講義を行っていただきました。外科医でいらっしゃる先生とは、私がベルギーに留学していた時に知り合い、公私ともお世話になっているのが縁で、岐阜に来てもらいました。
薬学では、なかなか臨床の話を聞くことが出来ません。先生の話は、食道がん領域が予後が悪いにも関わらず抗がん剤のアンメットメディカルニーズになっている点などにも触れられ、疫学上の地域差と米国開発先行モデルが生み出す問題の一端を示唆する内容でした。
やはり、レギュラトリーサイエンスを扱うには、様々な専門家の見解を十分聴収する必要があると改めて実感しました。さぁ、学生達には河合先生の話、どう響いたのでしょうか?